Top 法改定

■ 平成19年4月1日から危険物の規制に関する政令が一部改正となりました。

二重殻タンクの強化プラスチック製の外殻に係る漏れの点検の方法として、減圧法が追加されました。

点検範囲  強化プラスチック製の外殻
実施方法・判定 地下タンクと外殻の間げきを20キロパスカルで減圧し、減圧終了後15分間静置した後、30分間の圧力の上昇が10%以下であること。
     
点検方法 点検対象箇所 点検時間・点検内容
タンク本体 配管
ガス加圧法 20キロパスカルになるよう加圧し、15分間静置した後、
15分間※の圧力の降下が2%以下であること。
液体加圧法 20キロパスカルになるよう加圧し、15分間静置した後、
15分間※の圧力の降下が2%以下であること。
微加圧法 2キロパスカルになるよう加圧し、15分間静置した後、
15分間※の圧力の降下が2%以下であること。(気相部のみ)
微減圧法 2キロパスカル以上、10キロパスカル以下の範囲で減圧し、
15分間静置した後、15分間※の圧力の上昇が2%以下であること。
(気相部のみ)
その他の方法 0.3o以下の穴からの漏れを検知できる精度の点検方法。
二重殻タンクの外殻
ガス加圧法 二重殻タンクの外殻 タンク本体と外殻の間を20キロパスカルになるよう加圧し、
15分間静置した後、15分間の圧力の降下が10%以下であること。
減圧法(H19.4.1追加) タンク本体と外殻の間を-20キロパスカルになるよう減圧し、
15分間静置した後、30分間の圧力の上昇が10%以下であること。
(50KLを超える地下タンクにあっては、50KLごとに15分間加えた時間の変動値を計測)

※10KLまでの点検時間で、容量10KLを超えるタンクにあっては、当該容量を10KLで除した値を15分間に乗じた時間。


例 : 30KLの場合 → 30KL÷10KL=3  3×15分=45分